2009年3月24日火曜日

美とは

これを見て皆さん何を想像されるだろうか。私は、いつも買い物に行っているジャスコの生鮮食品売場の一角で販売されている仏壇用供花を連想します。いつだったか、TVの学園ドラマの悪質ないじめの1シーンでいじめられている子の机にこんな感じの花が飾られていたような。。。

実はこの花束、私の○○歳の誕生日に夫が贈ってくれたものなのです。まず、一目見て「ギョッと」はしましたが、丁重にお礼を言ってその日はなにげなく過ごしました。ただ、「菊」=「仏壇/葬式」のリンクが深く深く脳味噌に刻まれている私には、「もしや、あれはアーティストである彼の手の込んだ深いメッセージが込められていたりして」という思いが心にむくむくと育ってしまい、しまいには「結婚4年目にして離婚かも」などと妄想にどっぷりつかってしまったので、とうとう本人に聞いてしまいました。

本人曰く、「本当にきれいだと思って、色んな花の中からこれをわざわざ選んだ!」んだそうです。そして、「ユリの花は意識的に避けた」と言うのです。「えっ〜!!!菊より断然ユリの方がいいっ!」と言ったのですが、アメリカではお葬式やお墓にユリの花が一般的に供えられるためあまり誕生日に送るような明るい印象を与えないそうです。「美」というものは万国共通だと信じ込んでいましたが、やはりその国の文化や慣習と深く結びついているんですね。

また、文化や慣習を脇に置いたとしても、”Beauty is in the eye of the beholder"とあるように何を「美しい」とするかはそれを見る人によって違うのでしょうね。

夫の目には私は絶世の美女として映っているに違いない。。。と思ってみたい。

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