2009年3月27日金曜日

紙への熱い思い

切絵師パトリックには命の次に大切なものがあります。

それは「紙」です。

紙を切ってオマンマを食べさせてもらっているので、それはそれは紙を丁重に扱います。「妻の私と紙のどっちをとるのさっ!」と迫ると、躊躇せず「紙です」と言うでしょう。紙を語らせると1日じゃすみません。和紙だけでごはんを何杯も食べそうです。

専門用語などのうんちくもこねられます。この間は「ウンリュウ」がどうのと言っていたので、一体何のことを話しているのかと思ったら、「雲竜(うんりゅう)」という和紙の種類のことでした。

各国いろいろなハンドメイドの紙がありますが、パトリックはほとんど日本の和紙で作品を作ります。やはり、日本の和紙が1番、バラエティに富んでいて、品質も素敵なのではないかと、私は日本人として自負しております。

ただ、困るのは保管方法です。紙は想像以上に場所を取ります。特に、スケッチを完了させた後、色の構成と紙のレイヤーを考える時は部屋じゅう紙だらけになってしまって足の踏み場もありません。

2人とも「片づけられない」男と女ですから、足の踏み場のない状態が何日間か続きます。

制作活動に使用されない紙たちはぐるぐる巻きにされて部屋の隅に置かれていますが、真中のあたりでぐるぐるにされている紙はうずもれてしまっているので、どんな紙があるのか確認するときはやはり部屋中に紙をだあぁと広げることになります。一目でどんな紙があるのかわかる整理方法はないもんでしょうかね。

誰かいいアイデアがあれば教えてください!

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